【名古屋・伊勢・鳥羽】 お伊勢参りとグルメの旅、第4弾は鳥羽温泉で宿泊したホテル胡蝶蘭のレポートです。
この胡蝶蘭というホテル、スタッフは、皆さん、とっても良い感じでしたし、ホテルの設備は多少古いものの、それらをカバーしようとすごく努力されている印象を持ちました。
ただ、若干、その努力が空回りしているかな?と思える残念なところもあったんです。
ということで、今回は鳥羽温泉ホテル胡蝶蘭の良いところと悪いところを書いてみます。
なお、ここで書く内容は私個人の感想ですので、人によって受け止め方は異なるでしょうし、あえて悪い点として挙げてはいるものの、決して非難・批判するものではありませんので、念のため。
ホテル胡蝶蘭を選んだ理由
お伊勢参りの計画を立てる際に、「どこに泊ろうか?」と思案しました。
宿泊の候補地は鳥羽で、海が見える温泉宿を探していたものの、どこも一長一短で「ここ!」と思えるところがなかったんです。
てなことをツイッターでつぶやいたところ、とある方から「胡蝶蘭」をおすすめされました。
ホームページで鳥羽温泉ホテル胡蝶蘭を見たところ、良い感じだったのと料金が安かったので、こちらに決めました。
*本来でしたら、おすすめしてくれたツイートをここで載せるところですが、私自身が良くないと感じたところを後述していますので、その方のご好意と名誉を損ねないために、載せるのは止めておきます。
ホテル胡蝶蘭の良いところと悪いところ
では、私が実際に泊って感じたホテル胡蝶蘭の良いところと悪いところを書いていきます。
項目は、以下のとおりです。
【ホテル胡蝶蘭の良いところ】
- 料金が安い
- 送迎がリムジンカー
- スタッフの接客態度が気持ちよい
- 細やかなサービスが充実している
【ホテル胡蝶蘭の悪いところ】
- 建物が入り組んでいて段差が多い
- 創作料理が空回り
ホテル胡蝶蘭の良いところ
料金が安い
私は一休.comという宿泊サイトの会員で、こちら経由で予約すると宿泊料が割引されるので重宝しています。
で、鳥羽温泉ホテル胡蝶蘭をチェックしたら、価格が1泊2食付で一人8,000円からと格安なんです。
もちろん、部屋のグレードや料理のコースによって価格は上がっていきますが、ベースが8,000円というのは、ほんとうにお安いですよね。
実は最初、伊勢市内のビジネスホテルに泊まって、夜は外で食べることも考えていたんです。
で、そのときに調べたビジネスホテル素泊まりの料金が一人7,000円弱。
一方、胡蝶蘭だと、広々とした部屋で、温泉に入れて、しかも2食付で8,000円です。
そりゃあ、選択の余地はない、ですよね。
ちなみに、私は料理のグレードをアップして、
【2月限定】伊勢海老/さざえ/赤海老の豪華姿盛&国産黒毛和牛とまと寿喜焼の二大特別会席 ご夕食お部屋
というプランにしました。
料金は、一人12,100円×2名の24,200円。
ここから、期間限定割引クーポンに即時利用割引(クレジットカードで即決済すると割り引かれる)を利用して、合計21,090円になりました。
なお、胡蝶蘭をはじめほとんどのホテルは、公式ホームページから予約するより、一休.com経由で予約するほうが、同じプランで割安の価格設定ですし、さらにサイト全体で使えるクーポンやポイントがあるので、おすすめです。
送迎がリムジンカー
突然ですけど、リムジンカーに乗ったことってありますか?
そして、「ない」とお答えの方、一度は乗ってみたいと思いませんか?
今回、泊ったホテル胡蝶蘭は、鳥羽駅までの送迎が、なんとリムジンカーなんです。
これだけでも、ホテルを予約する値打ちが十分ありますよ、ね?
鳥羽駅の栄えているほうのロータリーで待つこと数分。黒ビカリのリムジンカーが颯爽とやってきました。
周りには、普通の送迎バスばかりの中、めちゃくちゃ目立っています。
バス待ちの他の宿泊客たちも
「一体、なんだ?」
という目で見ております。
そのような中、リムジンカーに乗り込むのは、まことにもって、気分の良いものでありました。
さて、中に入ると、革張りのシートに、ミニバーのコーナーが。
さすがに車内でウェルカムドリンクはなかったですけど。
ちなみに、ホテル胡蝶蘭には2台のリムジンカーがあって、ホテルと駅の間を随時、往復しているんだとか。
帰りに乗ったのは、こちらの白いリムジンカーでした。
<高級車センチュリーのタクシーに乗ったときの話はこちら>
スタッフの接客態度が気持ちよい
ホテルに到着すると、何人ものスタッフが笑顔で出迎えてくれました。
その後、ロビーに通されて、まずは「抹茶」のサービス。
担当の人から、館内の簡単な案内を受け、部屋に通されました。
部屋は普通の温泉宿の部屋。
あらためて、料理の説明やホテルのサービスについて話があったんですが、係りの人が始終、にこやかで、かつ、わかりやすく説明してくれて、とても好感がもてました。
細やかなサービスが充実している
ウェルカムドリンクで抹茶のサービスが出てきたように、とても細やかなサービスを受けられました。
具体的には、
- 温泉大浴場には、普通サイズのタオルがたくさん山積みされていた
- お風呂上りにシャーベットのサービスがあった
- 夕食後、布団を敷くときに冷水入りのポットが置かれていた
- 午後8時から、ロビーであんみつのサービスがあった
ちょこちょこっとしたことなんですけど、このようなサービスがあると、すごくうれしくなってくるんですよね。
ホテル胡蝶蘭の悪いところ
それでは続いてホテル胡蝶蘭の悪いところというか、残念だったところを書かせてもらいます。
建物に段差が多い
建物は本館、別館、新館といくつか建て増ししたからでしょう、少し入り組んでいるというか、進路がナナメになっている箇所があるのと、その場所は廊下幅が狭く、また、段差が多かったです。
これは仕方ないことだと思いますし、そんなに気にするほどでもないですが、お年を召された方には、少し負担でしょうね。
創作料理が空回り
このホテル胡蝶蘭で一番残念だったのが、料理です。
宿泊料金から考えれば、「こんなもの」かもしれないですけど、私が受けた感想は、
他のホテルと差別化を図ろうという努力は分かるんだけど、それが空回りしていて残念な結果になっている
ということなんです。
今回の宿泊プランは、通常の料理に
「伊勢海老/さざえ/赤海老の豪華姿盛&国産黒毛和牛とまと寿喜焼」
がプラスされたもの。
(追加料金は、一人4,000円です)
それが、下の写真の右上(豪華姿盛)と左側(とまと寿喜焼)なんですが・・・。
お世辞にも「豪華姿盛」には見えないです(最初見たとき、イセエビの殻が置かれているだけ?って思いました・・・)。
すき焼きは肉はおいしいのに、
「なんで、わざわざトマト味にしたの?普通のすき焼きで良かったのに」
というもの。
刺し身は、あまり鮮度は良くなかったです(色合いが地味なタコや貝が前面に出ているので、パッと見も悪い)。
さらに、グラタンには(なぜ、グラタンが出てくる?というのは置いておいても)、食感を良くするため「たくあん」の細切れが入っていました。
たしかに噛んだらポリポリとするんですけど、貝とエビとベーコンと鶏というただでさえバラバラな具材に「たくあん」の風味が混じっていて、はっきり言って、
「マズイ」
というしろもの。
右側に移っている「手こね寿司」も押して知るべし、です。
で、「手こね寿司」が出ているのに、〆は釜飯とごはんものが続きます。
せっかく、昆布で出汁を取っているのに、山菜の量が多過ぎるのにあわせ、なぜか梅干を一緒に炊くスタイル。
しかも、よくある「ろうそく」みたいな水色の燃焼材で炊いたものですので、火力が弱すぎて、べちょべちょ、釜飯の旨さである「おこげ」はないという状態でした。
ほかにも何品も出てきたのですが、どれもお世辞にも「美味しい」と言えるものはありませんでした・・・。
(ちなみに朝ごはんも似たようなものでした)
何もこんなにボリューム満点でなくてもいいのに・・・。
品数を減らして、その分のお金でもう少し良い食材を仕入れれば良いのに・・・。
他の宿とは違う特色を出そうというのは分かるんだけど、その努力が完全に空回りしているのでは?
というのが、正直な感想。
温泉宿の料理、しかも海の側なのだから、ど定番の海の幸を期待してたんですけど、残念ながら違っておりました。
まあ、料金が料金なので、仕方ないのでしょうけど・・・、やっぱり、残念でした。
一方で、食事をサーブしてくれた担当の人(部屋まで案内してくれた人です)は、ものすご~くにこやかに、
「今日のお料理は、とっても豪華ですよ~」
「とっても、ボリュームが多いので食べ応えがありますよ!」
「グラタンに入っているたくあんの食感が、とっても良いんですよね」
と言ってたんですよ。
完全なる自信をもって、心の底から「美味しいですよ!」と言っていたのが、逆に痛々しく感じました。
夕食で一番(唯一)おいしかったのはこちらのデザートでした。
おわりに
以上、鳥羽温泉ホテル胡蝶蘭に泊まって感じた良いところと悪いところを記しました。
料理が期待はずれだったのがとっても残念でしたし、建物が若干古いのはマイナス材料ではあります。
でも、スタッフの感じはすごく良いし、細やかなサービスが嬉しく思えました。
食事のオプションをつけなければ一泊二食で8,000円と格安ですし。
ということで、食事に関しては厳しいことも書きましたが、ホテル胡蝶蘭は、
「プラス・マイナス・ちょっとマイナス」
というのが、私の感想です。
ちなみに大満足の温泉宿はこちら
最後までお読みいただきありがとうございました。
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