ギネスも認めた世界一の山「高尾山」高尾山。
年間の登山者数がおよそ270万人と、世界一登山客が多い山としてギネスブックに認定されています。
そして、世界のレストランや観光地などで、優れたところだけを紹介するミシュランでも、三つ星で載っている山なのです。
どなたでも名前を知っている、そして、関東近辺で育った人なら、学校の遠足などで、一度は訪れているだろう超メジャーな山、高尾山。
週末、ヒマを持て余してどうしようもない人や、これから登山を始めようという人は、
「えぇ?今さら高尾山?アホくさ」
なんて言わず、まずは手始めに登ってみてはいかがでしょうか?
高尾山の魅力
都心から近い
高尾山の第一の魅力は、なんと言っても都心から近いこと。
新宿から京王線に乗ると、登山口となる高尾山口駅まで50分足らずで到着できます。 そこから、高尾山の登山口、あるいはケーブルカー・エコーリフトの乗り場まで、歩いて5分くらいととっても近くなんです。
あらゆる施設や設備が整っている
ギネスブックやミシュランで認められるほどの一大観光地ですので、高尾山にはありとあらゆる施設や設備が整っています。
山上までは、ケーブルカーやリフトで登ることができますし、 山上には、たくさんの売店におみやげ物屋、ビヤガーデンまで営業しています。
高尾山の麓には、日帰り温泉もあります(が、ここは土日の昼以降は超混雑で、2~3時間待たされるなんてもともあります)。
トイレが充実
山に登るときに一番気になるのがトイレ。
男性でしたら、ちょいっと茂みに入って用を足せばいいや、なんて思われるでしょうけど、残念ながら高尾山では、ひっきりなしに登山者が通るため、なかなか難しいんですよね。
ですが、安心してください。
高尾山には、とてもキレイなトイレがたくさん整備されています。
なので、ガマンにガマンを重ねる、なんて心配はありません。
見晴らしが良い
高尾山の標高は599m。
ぶっちゃけ、スカイツリーより低いです。
でも、侮ることなかれ。
低山とはいえ、高尾山の山上から見下ろす景色はとても良いですよ。
ケーブルカー・リフトを降りてすぐの場所にある「霞台展望台」からは、横浜までが、一号路・表参道コースの途中にある「金比羅台展望台」からは、東京の都心を眺めることができます。
そして、「山頂展望台」からはあの富士山をはっきり見ることができるのです。
都心から1時間足らずで、高尾山の山頂はもちろん、登山道の途中からも、とても素晴らしい景色を眺めることができますよ。
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高尾山はパワースポットの宝庫
高尾山は、都心から最も近い霊山で、山上には、高尾山薬王院有喜寺(たかおさんやくおういん ゆうきじ)があります。
高尾山は様々な運気をアップしてくれるパワースポットとしても有名ですね。
- 触ると運が開ける「開運杉(今は、直接触れないので、代わりに「開運 ひっぱり蛸」があります)」
- 目、鼻、耳、舌、心、体の六根をリフレッシュしてくれる「懺悔懺悔六根清浄」
- 願いが叶うと言う「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」
などなど。
他にもたくさんのパワースポットが、あちこちにあります。
もっとも、実際にパワーが得られるかというと・・・、これは何とも言えないですけど。
高尾山のおすすめの登山コースは「稲荷山コース」
出典:高尾登山電鉄株式会社
1号路もそれなりにハード
京王・高尾山口駅から山頂までいくつか登山コースがあります。
その中で一番歩きやすいのは「1号路」でしょう。
ここは、自動車も走れる1本道の舗装路で、ケーブルカーの高尾山駅から順番に高尾山の名所を見て回れるコースです。
一番歩きやすいとは言え、一応、山ですから、それなりにハードで、体力は使います。
たまに軽装で来ているアベックを見かけますが、大体、女の子がふくれっつらしているか、ぶーたれてるか、険悪な表情で離れて歩いているか・・・。
おそらく、男の子がデートに誘ったのは良いものの、女の子にしてみたら、あまりにハードで「話が違う!」となったんでしょう。
なので、デートで高尾山に登るのでしたら、あらかじめ「山に登るよ」とちゃんと伝えておくか、リフトで登ることをおすすめします。
稲荷山コースがおすすめ
高尾山に登るのにおすすめしたいのが「稲荷山コース」。
このコースは、麓から山頂まで一気に上るコースで、日頃運動不足の人には、かなりきつく感じるかもしれません。
でも、木々の中を通る登山道では土の感触を楽しめますし、途中の見晴台からの展望もとてもキレイです。
およそ3kmの歩行キョリ。休憩を取りながら、のんびりゆっくり登っても、2時間くらいで高尾山の頂上に到着できます。
6号路もよし
「6号路」も捨てがたい魅力があります。
こちらの登山道は、山の中を歩いている気分にさせてくれますし、途中、「びわ滝」という見所もあります。
なんですが、少々、足場が悪く、雨が降った翌日などは、登山道が水浸しになっていて、とっても滑りやすいです。
なので、初めて高尾山に登るときは「稲荷山コース」で、2度目のチャレンジではでは「6号路」を登るのが良いかもです。
さらに!高尾山から少し足を延ばすと、景信山た陣馬山など、奥高尾山嶺の軽快な山歩きが楽しめますよ!
高尾山山頂から下山へ
高尾山の山頂は、めちゃくちゃ開けてます。
大勢の人でいっぱいなんですけど、山のテッペンならではの開放感と景色が味わえるでしょう。
山頂まで行ったなら、高尾ビジターセンターをのぞいて見ましょう。
特に、どうってことはないですけど、まあ記念ということで。
そして、その後は持参したお弁当を広げるも良いですし、売店でおそばやなめこ汁をいただくのも良いですね。
下山途中では薬王院をお参りし、いくつもあるパワースポットを巡ったあと、「1号路」で下りるのがおすすめ。
その前に、山頂のビアガーデンでビールを飲むのもグッドです。
体力的につらかったら、あるいは、酔っ払ってしまったら、無理せずケーブルカーかリフトで下山するようにしてください。
私が愛用しているガイドブックはこちらです。
高尾山だけでなく奥多摩の山々も載ってますし、大きな地図も付録でついてるので便利ですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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サラッとですが「大菩薩嶺」の登山について書いてます。