関東近辺にお住まいの登山ビギナーにおすすめのコースで、奥多摩の高水三山をご紹介します。
奥多摩の山と言えば御岳山のイメージが強いですが、その対面にある高水山、岩茸石山、そして、惣岳山の3つは総称して高水三山と呼ばれ、これまた奥多摩を代表する山々です。
いずれも標高700m台、登山道はしっかりと整備されていて、奥多摩の縦走を楽しめる人気コースです。
ところどころ急な登りや岩場など、決して侮れない山なんですよ。
高水三山の登山コース
高水三山の登山は、JR軍畑(いくさばた)駅か御嶽(みたけ)駅を拠点にする、走行キョリ約9kmのコースです。
標高差は、およそ550m、歩行の目安時間は4時間といったところ。
往復とも駅からバスを使わずに登れるのと、程よいキョリで登山を楽しめる人気のコースです。
軍畑駅と御嶽駅、もちろん、どちらから登ってもOKですが、軍畑駅から登る人が多いようですね。
このルートだと、はじめの間は緩やかな車道の登りが続きますので、足慣らしにちょうど良いですね。
御嶽駅からスタート
私が登ったのは、御嶽駅から。
駅のすぐ隣に「慈恩寺」というお寺があり、そちらの境内を抜けると登山道の入り口があります。 いきなり急な登りからのスタートになります。
ヒーヒー言いながら登っていくと、木と木の間にしめ縄があります。
その先に登山道が見えているのですが、
「しめ縄の下をくぐって、進んでもいいのかな?」
と、そのまま左側の斜面を登っていきました。
ところが、これが大きな間違い。 枯葉が積もりまくった道のない斜面を、まるで這うようによじ登るはめに。
上りきったところが登山道だったので、結果的にはショートカットできたのですが・・・、正解はしめ縄の下をくぐって進む道でした。
高水三山・惣岳山に到着
そこからしばらく進むと、一番目の山頂、惣岳山に到着。
山頂は、神社になっていて、広々としていましたが、まわりは杉木立のため、見晴らしは全然よくありません。 ここから、高水山頂まで、それなりのアップダウンはありますが、尾根道の縦走が楽しめます。 道中、西武ドームに、新宿の高層ビル群も見ることができます。
惣岳山から岩茸石山へ
次いで、目指すは岩茸石山。
名前のとおり、山頂まではちょっとした岩場で、両手を使わないと登れないくらいのレベルです。 山頂は視界が開けていて、奥多摩の山並みが楽しめます。お昼ごはんを食べるのに、丁度いい場所ですね。
岩茸石山から高水山へ
岩茸石山山頂から、岩場を下って、またまた登山道を進みます。
道中、何人ものトレイルランナーとすれ違ったり、追い抜かれたり。 こっちは歩いていても、ハァハァいっているのに、ガッツリと走っているのには、いつも本当に驚かされます。
そして、高水山頂に到着。
ここも、とても見晴らしがよく、大岳山や御岳山が見えます。
そして下山は、急な下り。 高源寺を過ぎると、軍畑駅までは車道を歩いていきます。
高水三山、迷ったせいもあってか予想以上にハードでしたが、ここも奥多摩の山歩きを楽しめる絶好のコースでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。