東京都青梅市、「昭和レトロ」と「映画看板」の街。
街中いたるところにある映画看板と、けっこう、こじつけ感のある「青梅赤塚不二夫会館」が楽しめます。
そして、こちらでは昭和レトロを体感できる、「昭和レトロ商品博物館」、「昭和幻燈館」の2つの施設をご紹介します。
昭和レトロ商品博物館
次に訪れたのが「昭和レトロ商品博物館」。 「青梅赤塚不二夫会館」の右となりにある古民家を改装した建物です。
中に入ると、その名の通り、昭和にあった商品がたくさん展示されています。
駄菓子に、
おもちゃ。
カメラ、時計、ビール、下駄、薬、文房具、雑貨、・・・。
コカコーラのコレクションも。
こういった商品、懐かしいのもあれば、年代的に古過ぎて全く見た記憶がないものもありますが、とても興味を持って見ることができます。
見ていて、ノスタルジックに浸るとともに、「昭和はよかったなぁ・・・」と爺臭く思うのでした・・・。
(平成がダメってワケでもないんですけど、ね)
そして、靴を脱いで、古民家特有の急な階段を上ります。壁には、なぜか若かりし頃の小泉今日子のパネルが。
二階に上がると、二間続きの部屋に、雪女の展示がびっしり。
小泉八雲作の『怪談』にある「雪女」、その舞台がここ青梅市なのです。
原作の序文に
「雪女というこの奇妙な物語は、武蔵の国、西多摩郡、調布の百姓が自分の生まれた村の伝説として物語ってくれたものである・・・」
と書かれており、執筆時の地名(調布村)が現在の青梅市にあたる、とのことです。
「雪女」、もっともっと雪深い地方の話だと思っていましたので、本当に意外でした。
それにしてもこの部屋、かなり「怖い」です。
絶対に一人では泊まれない場所ですね。
昭和幻燈館
「昭和レトロ商品博物館」を後にして、「昭和幻燈館」に向かいます。
街灯には、赤塚キャラのタペストリーが飾られています。
途中にあるバス停。
そして、「昭和幻燈館」に到着。
といっても、「昭和レトロ商品博物館」から、ものの1~2分しか歩いていません。
喫茶ルームを併設している、こじんまりとした施設です。
中はこんな感じで薄暗く、こちらもやっぱり昭和を感じさせる展示品が。
昭和を代表する商品の看板をパロったものも。
「ねこ」が、モチーフになっていますね。
これらは、青梅市ゆかりの墨絵作家・有田ひろみさん、ぬいぐるみ作家・ちゃぼさんによるユニット「Q工房」の作品だそうです。
また、館内にはいくつかのジオラマも展示されています。
こちらは、昭和40年代の青梅駅周辺。
猫町通り。
この館も、昭和のレトロ感が満載で、楽しめました。
最後に
今回は、時間の関係(後の予定が詰まっていた)もあって、あまりたくさん見て回れなかったのですが、昔ながらの街並みが残っている場所など、青梅市には昭和を感じさせてくれるところがまだまだたくさんあります。
さらに、本物の鉄道車両を多数公開している「青梅鉄道公園」や、多摩川近くの自然あふれるカフェなど、楽しく過ごせる場所がてんこ盛りです。
(温泉もありますよ!)
都心から、ほどよい時間で行ける青梅市。 一度、出かけてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。