出張で福島県の湯本温泉に泊りました。
何時にチェックインできるか分からなかったので、宿は朝食付きプランとし、夕食は外で食べることに。
で、入ったのが湯本駅から旅館に向かう国道沿いにあるおすし屋さん。
外観は結構、小洒落た感じでしたし、何より海の近くだから魚はおいしいだろうと期待は高まります。
(出張が決まってから、お寿司を食べようと「食べログ」をチェックしたら、評価は3点台後半とまあまあでしたし(この頃はまだ「食べログ」の評価を参考にしていたので・・・))
ところが、店に入ったら、とっても残念なことの連続攻撃を受けまして・・・。
「怒り」というよりは、
「これはしょうがないんだろうな」
というあきらめの気持ちを感じつつ、最後のほうでは、
「こんな店に入った自分がバカだった」
と半笑いになっておりました(苦笑)。
ということで、今回のエントリーは行って大後悔した福島県湯本駅近くのとってもガッカリのおすし屋の紹介です。
*重箱の隅を突っつくような辛口コメントが多いので、読んでもあまりおもしろくないと思いますし、イヤな気分になるかもです。
なので、閲覧注意ということで。
あと、営業妨害とならないよう店名は書きませんが、写真にはちょっとヒントが入ってます。
まあ、近くに行けば「ああ、この店だ」ってすぐにわかると思いますけど。
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すし屋の外観はファミレス風
国道沿いに建つ一軒家のおすし屋。外観はベージュの塗り壁に黒い外板が施された小洒落た感じでした。
パッと見、高級感はありますが、いかにもファミレス風。 だったので、「もしかしたら・・・」と悪い予感はしたものの、食べログの評価を信じて中に入ることに。
(この店に到着するまでに、食事ができる店がほとんどなかったというのもあります)
店に入ると高校生のアルバイトらしい女の子が、
「カウンターにしますか?個室にしますか?」
と聞いてきたので、個室をお願いしました。
ここから、ガッカリのオンパレードのスタートです。
明るいけど掃除が行き届いていない個室
個室に案内されて、すぐに感じたのが、部屋がとっても寒いこと。
店内はそうでもなかったのに、個室のドアを締め切っていたからでしょう、部屋の中は、寒々としていました。
個室は、4人用のテーブル席で、まあまあの広さでした。
でも、4つの椅子がバラバラに置かれたままで、「アレレ?」 の追い討ちとなりました。
メニューがファミレス
さて、料理を注文しようとメニューを開くと、
うん、やっぱりファミレスのメニューですね。
しかも、けっこうな値段付けがされています。
これは危険かもという思いから、すしだけを注文するのはやめて、お蕎麦と天ぷらのセットにしました(部屋の中が寒かったので、温かいものを食べたいという気持ちもありましたし)。
トイレに行っている間にお茶が置かれていた
高校生のアルバイトっぽい男の子に注文をしたら、 「わかりました」 と言って、そのまま部屋を出て行きますが、個室のドアは数センチ開けたまま。
トイレに行くと、マウスウォッシュや脂とり紙なんかのアメニティがすごく充実してたのですが、お客さんが壁や床にナニを巻き散らかされてるんでしょうか、アンモニア臭がこもっていました。
そして、トイレから戻ると、なんと、その間にテーブルにお茶が置かれていたのです。
私の感覚では、お客がいない間に個室に黙って入るのはご法度、そんなことをしたら店員は盗人扱いされても仕方ないという意識があったので、とてもビックリしました・・・( これって、気にしすぎなんでしょうか、ね? )。
「こりゃ、やっぱりダメだ」
と思いつつ、お茶を飲むと、これまた異常にぬるいんですよ。
店の荒探しスタート
「ダメな店に入ってしまった」
と気づいた私は逆に、
「これは、ブログのネタにしてやろう」
と店のアラ探しを始めました。
そしたら、やっぱりダメなところがいくつも見つかりました。
あえて書くのもアレなんですが、せっかくメモまでしたので、報告しておくと、
- テーブル上の爪楊枝入れは器だけで、中身は空っぽ
- 空っぽの器の中にはゴミとホコリが溜まっている
- テーブル上のガリは、半分くらいしか入ってなく、上のほうが乾燥してカピカピ
- 醤油はボトルのまま置かれている(ここ、お寿司屋でしょ?)
- ティッシュの箱がテーブルの上に置かれている(ラーメン屋かよ?)
- 天上の通風孔は、ホコリがびっしり溜まっていた(だから部屋の中は寒いのか?)
ざっとこんな感じでした。
ティッシュボックスや醤油のボトルは、まあ、仕方ないのかなとは思いますが、それ以外はホント、お粗末。
部屋の管理が全然できていないって思いましたね。
料理が最悪、クッソまずい!
で、しばらくしたら、 「ドン!ドン!」 と力強すぎるノックとともに、さきほどの男の子が料理を持ってきてくれました。
それが、こちら。
パッと見、おいしそうとは言わないまでも、まあ、普通でしょ?
でもね、この料理、最悪でしたよ。
ほんと、クッソまずいことと言ったら・・・。
激マズ寿司
まずは、お寿司。
スーパーでパックで売られている握られてから時間経過しすぎて、冷蔵庫で冷やされすぎのお寿司と変わらないレベルでした。
ネタは鮮度の「せ」の字も感じられず、シャリの握りはカチコチ、おまけに、貝には海苔の破片のようなも緑色のちっちゃなものがくっついていました。
はっきり言って「この寿司、素人が握ってるのか?」と思ったくらいです。
(もしかしたら、本当に高校生のバイトが握ってたか、作り置きしたシャリの上にネタを乗せただけなのか・・・)
ボリュームあるマズイ天ぷら
天ぷらもお粗末でした。
大ぶりのエビが3本にナスにシシトウとボリュームはありましたし、外のころもはサクサクでした。
だけど、中までしっかりと火が通ってないためか、中途半端な揚げ状態で、ナスはべチョべチョ、エビはねちゃねちゃして歯にくっつくんですよね。
この時点で私の「完敗確定!」
なんでこんな店に入ってしまったのかと大後悔しつつも、なんかオモシロくなってくるし、ブログに書こうとメモを取り始めると、
「もっと変なことが起きないかな」
と期待してしまうんですよね。
もちろん、腹立たしさはとっくに消えていました。
最悪のそば
そばも最悪でした。
テーブル上にはもちろん、配膳されたときにも、七味がなかったので、持ってくるようにお願いしました。
で、そばを食べようとしたら、なんと、丼の中ではそば同士がくっついています。
今どき、立ち食いそばや安い学食でも、こんなくっ付いた麵を出す店なんてないと思っていたら、ここにあったんですね。
麵は、その辺のスーパーで売っているような茶そば風。コシはまったくなく、そばの風味はゼロです。
もちろん出汁もダメ。 たぶん、市販のめんつゆを割っているだけのものでしょう。
しかも、今となっては期待を「裏切らない」ぬるさです。
デザートのシュークリームもどきも、やっぱり、まずかったです。
会計は「JBCカードで」
ひとあたり、サーブされた料理のクッソまずさを堪能した後、会計をしてもらうことに。
テーブル会計なので呼びボタンを押すと、すぐにバイトくんがやってきました。
会計を伝え、「カードは大丈夫?」 と聞いたところ、彼は困った顔になって、「しばらく、お待ちください」 と、今度は部屋のドアを全開にしたまま、確認しに行きました。
で、戻ってきて、「VISAか、JBCカードだと大丈夫です」 というのです。
「え?JBCカード?」 と聞きなおすと、また「しばらくお待ちください」 と再確認に行こうとしたのです。
あぁ、さすがにこれは大人気ないな
と反省しつつ彼を止めて、「いいよ、いいよ、出口のほうに行くから、会計はそこでして」 と言いました。
会計では、店長のバッジをつけたおじさんが対応してくれて、私が持っていたマスターカードは、問題なく使えました。
ちなみに、あんだけクッソまずい料理のくせに、2,000円以上のお値段でした。
新手のボッタクリかよ?って思いましたね。
この店長に、店の問題点をいくつか教えようかとも思ったのですが、私自身、二度とこの店に来ることはないので、どうでもいいやとスルーで退店しました。
おわりに
入って大後悔したお寿司屋。
今回は、初めは店に対して腹立たしさがありましたが、次第におもしろくなってきたし、何より話のネタをもらえたので、まあ、良かったといえば良かったのです。
でも、話のネタにするとかブログに書くとかがなく、例えば家族旅行なんかでこの店に入ってたとしたら、「看板に偽り大有り!」とかなり激怒してただろうと思います。
(店の看板には、「日本一のなんたら」といった、ごたいそうなキャッチコピーが書かれていましたので)
それと、食べログ。
「食べログ」の評価は、サイト側が利益をあげるために意図的に操作しているとの疑惑がありますが、ホント、ウソの投稿が多過ぎますね。
この店に関しても、まったくの大ハズレ、ダメダメでした。
あと、旅行ついでにこの店に立ち寄った人が、かなり良いコメントを書いています。
が、これらは「やらせなの?」って思わずにいられないですね。
あるいは、せっかく入った店だから、何らかのコメントは書きたいし、書く以上は褒めないとヤバイかな、という心理がはたらいているのか。
(それとも、本当にうまいものを喰ったことがない奴らが書いているのか・・・って、あのクッソまずさから考えたら、それはないですね)
ちなみに、こちらのクッソまずいホルモン屋も「食べログ」の評価は「3.16」。
まあ、何にせよ、外食でこんなにクッソまずいメシを食べることは滅多にありませんので、ネガティブ記事ではありましたが、書かせていただきました。
うまいお寿司屋さんの記事はこちら!
うまい焼肉屋さんの記事はこちら
最後までお読みいただきありがとうございました。