東京・奥多摩にある氷川キャンプ場で行った初めてのソロキャンプ。
はやめの(貧乏くさい)夕食を終え、しばらくすると、あたりは夕闇に包まれはじめました。
焚火に薪をくべて、炎とともにパチパチと爆ぜる音を楽しみます。
焚火のお供は持参した泡盛のミニボトル。
これといったお酒のつまみはなくても、焚火の炎を「アテ」にして、ゆっくりとした時間を楽しみました。
ソロキャンプ
夜になると雰囲気が
格段に良くなります泡盛が美味し! pic.twitter.com/XnzlkqXfjs
— 福ふくろう@ブログ書いてます (@fuku_fuku_rou) April 21, 2021
あっという間に泡盛はなくなり、焚火の燃料となる薪も燃やし尽くしたため、眠ることに。
4月下旬、まだまだ寒い時期なので、暖かくして寝る準備は怠りません。
下はスキータイツに裏ボア付きのナイロン地のジャージ。靴下はスキー用のものを重ね履き。
上は、登山用の冬シャツにコットンのパーカー、その上にダウンジャケットを着こみます。
「これだけ着てたら、さすがに大丈夫だろう」
と寝袋にはいったのですが・・・・、寒いのなんのって、ありえないくらい本当に寒いのです。
まさに凍えるとはこのこと!と思うばかりの寒さ、とても寝るどころの話ではありません。
「マジか?こんなに寒いのか?」
ネットで気温を調べたら、3度と出ています。
真冬だったら、3度というのは特段珍しくもない寒さではありますが、そんなときは当然、家の中にいて、暖房をガンガンにつけています。
だけど、このときはぺらんぺらんのシートのテントの中で暖房なし、そりゃあ寒いに決まってますよね。
「自分史上、最寒の夜だわ・・・」
寝袋の中で身体を震わせ、足をこすり合わせ、なんとか身体を温めようとしたものの、凍えるような寒さに変わりはありません。
「このまま一晩過ごしたら、凍えてしまうかも?」
と不安になり、テントを撤収して、終電で帰宅することも頭の中をよぎったのですが・・・。
「そうだ、サバイバルシートがあったはず」
と思い出したのです。
サバイバルシートとは、アルミでできた1枚もののシートのこと。
緊急時の防寒や防災用に用いるもので、軽量で保温効果が抜群で、雨などから身を守るシートのことです。
他にエマージェンシーシートとかレスキューシートという名前で販売されています。
ザックのポケットを探したところ、うん、ちゃんと持参しておりました!
これ、数年前まで趣味で登山を楽しんでいた頃、万一のことを考えていつもザックにいれていたものです。
幸いにも、今までこんな状況↑にならずに済んでいたため、そのまま未使用の「サバイバルシート」がザックの中に残っていたんですね。
シートを取り出し、寝袋の中で身体を巻き込むことしばし、それまでの寒さがウソのように身体が暖かくなっていきます。
気持ちが良くなってきて、そして、いつの間にか寝入っておりました。
寝ている間、ほんのりと汗をかいていたくらいでしたね。
ホント、持ってて良かった!サバイバルシートです。
朝、起きたときの「サバイバルシート」はこれ。
ごらんのように、一度使うとシワシワのくちゃくちゃになっているので、畳んで再利用する気にはなれません。
まあ、使い捨てということなんでしょうけど、1枚100円くらいのものですので惜しくはないです。
ということで、初めてのソロキャンプで、自分史上最寒の夜を迎えたものの、サバイバルシートで無事に切り抜けたという体験談です。
登山での万一のときはもちろん、寒い時期のキャンプで必ず持参すべきグッズだと改めて思いました。
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