レインウェア(雨ガッパ)は、登山の必須アイテムのひとつ。
と、分かってはいるんですが・・・、もっぱら低山・日帰りで、前日の天気予報を見て登山に行くかどうか決めている私にとっては、降水確率0%の予報が出ていると、レインウェアはすんごく邪魔に感じる存在なのです。
実際、雨に降られることはまずないので、使わずに持ち帰ることがほとんどなんで。
それでも、稀に天気が急変することもあり、雨が降り出したときは「持ってて良かった」となるのがレインウェア。
なので、
「今日は絶対に雨は降らない」
との予報であっても、念のため持参するようにしています。
今回は、必要なんだけど邪険にされることの多いレインウェアについて書いてみました。
レインウェアはしっかりしたものを
とにかく、山の天気は変わりやすいものです。
山に風が吹きあたると雲が発生するため、下界は晴れていても山中は雨、なんてこともよくあります。
もし、レインウェアを持っていなければ、ビショ濡れになってしまい、濡れた身体で風に吹かれると急激に体温を奪われます。
(大汗をかいて、シャツがべチャべチャになったときも、同じ状態になりますが)
いつ、天気が急変するかわからない山中、レインウエアは持参すべきです。
私は登山を始めたころ、100円ショップで売っている雨ガッパを持って、山に登ったことがあります。
雨に降られて慌てて着用したのですが、とても動きにくいうえにスキマが多いので、雨がっぱを通して水が入ってきて、着ていた服は雨でビショ濡れになるという経験をしました。
その日以降、登山の際には、「邪魔くさい!」と思いつつも、必ずしっかりとしたレインウェアを持参しています。
セパレートタイプのレインウェアを
山中の雨は、風を伴うものです。横なぐりの雨、あるいは、下から吹き上げてくる雨もあります。
たまに女性でポンチョを着用している人を見かけますが、ポンチョだと横や下から吹き上げる雨を防ぎきれず、下半身も上半身もビショ濡れになってるんですよね。
まあ、ポンチョのほうが可愛らしいというか、オシャレっぽいので、好んで持参したんでしょうけど、これは明らかに選択ミス。
レインウェアは全身をしっかりと雨から防御できるセパレートタイプがベストです。
ものによってはすごく「おっさん臭く」なってしまいますが、雨天時はもちろん、雨が降っていなくても、防寒着やウィンドブレーカーとして、使用することができますよ。
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防水と透湿の両面から
レインウェアは、外側の水が中に入らないことが大事なのは言うまでもありませんが、中の水分を外に逃がす機能も大切です。
レインウェアを着ていると、とても汗をかきやすくなり、中は蒸れてきます。
これは、気持ちの良いものではありませんし、急に気温が下がると、体温を奪っていきます・・・。
防水性と透湿性の両方を兼ね添えた素材としては、「ゴアテックス」が有名です。
だけど、値段がかなり高くなるのが難点・・・。
(個人的には、高けりゃ良いってもんじゃないと思ってます)。
レインウェアには、「ゴアテックス」以外のすぐれた素材で作られたものがたくさんあり、登山用品のメーカーは、さまざまな商品を販売しています。
デザイン的にも「おっさん臭く」ないのもありますので、いろいろとチェックしてみると良いでしょう。
その他の機能
レインウェアには、ファスナー部分から水が入らない「止水ファスナー」や、ムレを防ぐ「ベンチレーター」などの機能もあります。
ズボンのすそがチャックになっているものは、山中で登山靴を履いたまま、ズボンをはけるので、とても便利です。
レインウェアのサイズと色
レインウェアのサイズは多少ゆったりめを選ぶと良いですよ。
また、レインウエアの上着の色は、目立つ赤・黄色・青がよいとの考えもあります。
目立つ色合いだと、パーティーで登山している際に、仲間を見失うことは少なくなり、万一、遭難したときも、見つけてもらいやすいという理由からです。
こちらは、仲間たちと登ったときの写真です。
当日はあいにくの雨で、皆、レインウェアを着こんでの登山でしたが、こうやって見ると、赤・黄・青、それにオレンジ色のレインウェアを着ている人ばかり、やっぱり目立ちますね。 (一人だけ、黒ですが・・・)
あと、登山中、レインウエアは、上下別々にして、リュックの取り出しやすい場所に上着を入れておくと、急な雨にも対応しやすいです。
あわせて、折りたたみ傘もあると便利です。
傘をさして、登山するのって、なんか変な感じですけど、あるのとないので大違いですよ。
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おすすめのレインウェア
レインウェアの価格は、ゴアテックスで20,000円以上、その他の素材では10,000円代が中心となっています。
縫い目の防水や造りなどは、ある程度、名前の知られた登山のブランドであれば、どこもしっかりしていると思いますよ。
*もちろん、高いのはモノは良いのでしょうけれど、上を見ればキリがないですし、しつこいですけど「高けりゃ良いってもんじゃない」ですから、ね。
登山仲間が持っているレインウェアのメーカーは、「ノースフェイス」と「モンベル」が多いですね。
ちなみに、私はヘリーハンセンを所有しています。 以前使っていたレインウェアに比べてあまりムレないし、価格もまあまあなので気に入っています。
おわりに
以上、登山必須アイテムであるレインウェアについて記しました。
個人的には、滅多に着ないものに数万円出すくらいなら、そのお金を山に行く旅費に回したほうが、何倍も良いと思います。
とはいえ、いざという時に必要なのは間違いないので、1万円そこそこのものを買っておいたほうが無難でしょう。
(もしかしたら、今はやりのワークマンの5,000円くらいのでも十分かも)
最後までお読みいただきありがとうございました。