昨日・今日と新宿区の保養所に行っておりました。
保養所って、小汚い建物にクッソまずい飯としみったれた感満載のイメージが付きまといますが、今日来ているところは、自治体が運営する保養所としては、考えられないくらい超豪華なんです。
新宿区の住民税がほかの区に比べて高めなのは、きっとこの保養所のせいに違いありません!ってくらいの立派な施設においしい料理。
なんですが、そんな満足感をはるかに超える良い思い出がここにはあります。
それは・・・、長男が赤ちゃんだった頃、ここの保養所の温泉に入ってアトピーが治ったということなんです。
新宿区が運営する保養所「グリーンヒル八ヶ岳」。
今回は、こちらのご紹介をさせていただきます。
新宿区の3つの保養所
新宿区は3つの保養所を運営しています。
ひとつは箱根。
ここは箱根の強羅にあるだけあって、温泉はすごくいいです。
建物は一昔前の研修所(もしくは病院)っぽいつくりで、リゾート感とはほど遠く、ごはんはあんまりおいしくありません。
まあ、一般的にイメージされる典型的な保養所ってところですね。
もうひとつは、蓼品高原の女神湖にあります。
私はこちらに泊ったことはありませんが、区内の小中学校で林間学校で使うような研修所です。
息子たちは何度も行っており、その度に文句タラタラなので、ぜんぜん良くないと言うことなんでしょう。
そして、今回お世話になっているのが、「グリーンヒル八ヶ岳」。
名前は八ヶ岳となっていますが、どっちかっていうと甲斐駒ヶ岳のほうが近い場所にあります。
ここだけが、異常に豪華なんですよね。
(値段は、箱根の保養所と同じです)
自治体の保養所なのに超豪華
この保養所、広大な敷地には立派な宿泊棟とあわせ、丸太で組まれたログハウスのコテージが複数、それとテントが張れるスペースもあります。
キャンプファイヤー用のスペース。
モアイ像や、宇宙人っぽい良くわからない微妙な石像が、全部で5体立っています。
このなんとも奇妙な石像に囲まれて行うキャンプファイヤー。小学生だと、すごく印象に残るでしょうね。
館内には、広めの温泉に温水プールや体育館などスポーツ施設が完備されています。
また、広々とした芝生のスペースがあり、テニスコートや野球場、ゲートボール場も設置されています。
芝生にはいろいろなきのこがはえていました。
なかには、ムーミンに出てくるニョロニョロみたいなやつも。
「グリーンヒル八ヶ岳」の中には、さすがにゲームコーナーはありませんが、カラオケボックスが2つあって、ほんと、自治体の保養所なのに、豪華すぎるくらい立派です。
食事がとってもおいしい!
旅行の楽しみといえば、やっぱり食事。 こちらの保養所は、夕ご飯が創作料理の会席、朝食はバイキングで、これまた豪華なんですよね。 4階分、吹き抜けのきれいなレストランです。
夕食は創作料理の和会席
夕食は、先付、前菜、造りからスタート。奥は酢の物と香の物。
あと蒸し物や選べるメイン料理、デザートなどが出てきます。
朝食も豪華なバイキング
朝、温泉に入った後にいただく朝食って、ほんとうにおいしいですよね。 こちらでいただく朝食は、和洋両方の料理が楽しめるバイキング。
地元の食材や郷土料理もあって、品数が豊富で、いつも食べすぎてしまいます。
自治体の保養所なのに、フレッシュジュースは、その場で搾ってくれるサービスも。
当日はマンゴーとリンゴでした。
これ以外に、オレンジジュースと八ヶ岳の牧場の牛乳もあります。
長男のアトピーを治してくれた温泉
冒頭でも書いた通り、長男が赤ちゃんだったときにこの温泉に入ったら、アトピーが一発で治ったんです。
アトピーと診断されて
長男が生まれてしばらくしてから、頬や首、胸などに赤い発疹がひろがって、見るからに痒そうなことになっていました。
病院に連れて行ったら、一目見た途端
「これは、アトピーですね」
と。
「成長したら自然と治るケースもありますが、今は何とも。 あまり薬を塗らない方が良いので・・・・。まあ、しばらく様子をみましょう」
との診療でした。
医者からすれば、アトピーの一言で済ませる話かもしれませんが、親としては心配で心配でしかたありませんでした。
薬はNGといわれたので、肌への刺激の少ない布を選び、アトピーに良いとされる「水」があると聞いては、それを買って身体を拭いてあげたりしていたのです。
だけど、症状にほとんど変化はありませんでした。
温泉でアトピーが消えた!
そんなこんなの毎日を過ごして、長男が生まれてから半年ほど経った頃、この保養所に遊びに来ました。
着いた当日、別に何も考えずに、普通に温泉に入れました。
その夜は、早めに就寝して翌日、朝ごはんの前に、また温泉に入れようと服を脱がせたら、なんと!身体にあった発疹がキレイになくなっていたのです。
たった1回、こちらの温泉にはいっただけで、あれほどのアトピーが、跡形もなくなくなっていたんです。
部屋に戻って嫁さんに、
「赤いブツブツがキレイになくなって、つるつるになってるぞ~」
と言って見せたら、泣きながら大喜びしてました。
そして、ありがたいことに、その日から長男の身体に発疹が出なくなったんです。
温泉に1度入れただけで発疹がなくなるって、にわかに信じられないですよね。
それに、この温泉だけでアトピーが治ったと言い切れるものではありませんし、もともと、アトピーではなかったのかもしれません。
ですから、「スゴイ効果がある!」と声高に言うつもりはありませんし、「どなたでも効きますよ」などと言うつもりもありません。
ただ、我が家の長男に関しては、こちらの保養所の温泉をきっかけに、赤い肌荒れが完治しました。
なので、本当に嬉しくもありがたい温泉なんです。
新宿区民でなくても泊れますよ
「グリーンヒル八ヶ岳」は、基本は新宿区民か新宿区で働く人のための施設なんですけど、それ以外の方々でも利用できます。
宿泊料
値段は一人1,500円お高くなりますが、年末年始にGW、お盆を除くと、一人あたり税込み10,000円以下で泊ることができるんです。
ちなみに、区民だと2名1室。1泊2食付きで7,500円(最安値は6,000円)です。
予約方法
予約申し込みはいたって簡単、HPから予約状況をチェックして、予約代理店である日本旅行に電話するだけ。
予約状況をみると、土曜日は「満」となっていることが多く、平日でも翌月・翌々月も結構、いっぱいになっています。
でも、この保養所は平日なら3日前までキャンセル料がかからないため、とりあえず予約だけして、行けたら行くという人がけっこう多いみたい。
なので、ずっと満室になっていても、直前の土曜日でもポコッと空きが出たりするんですよ。
「一度、泊ってみようかな」とお考えの方は、予約状況をこまめにチェックすることをおすすめします。
交通手段
交通手段は(東京近辺の方でしたら)高速バスがおすすめ。
バスタ新宿から、長坂バス停まで、トイレ休憩の15分を入れても2時間半程度で到着しますし、グリーンヒル八ヶ岳までの送迎バスがあるので、すごく楽チンです(バス代は往復で4,000円ちょいと格安です)。
ただ、保養所の周辺には何もありませんし、バスなどの交通手段もほぼ皆無。
なので、清里や八ヶ岳、白州あたりの観光もしたいという方は、車で行かれたほうが良いでしょう。
おわりに
以上、保養所と呼ぶには豪華すぎる「グリーンヒル八ヶ岳」と予約方法などをご紹介しました。
施設は豪華、ごはんはおいしく、温泉は最高!
タチの悪い団体客もいません。
のんびり過ごすには、本当におすすめの場所ですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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