「次はどこの山に登ろうかな?」
山登りの計画を立てるのは、とても楽しいものです。
以前は、有名な山や高い山の山頂を目指す登山を楽しんでいましたが、このところは、趣向が変わってきて、
- 自宅からのアクセスが良い
- 歩きやすい登山道
- 頂上や道中の景色がよい
などを優先して、登る山を選ぶことが多くなりました。
今、お気に入りの登山コースは、
- 金時山(神奈川県)
- 大菩薩嶺(山梨県)
- 伊豆北部の低山(静岡県)
の3つ。
共通しているのは、 どの山も富士山がキレイに見える ということです。
ということで、伊豆の北部にある葛城山から発端丈山の山歩きをご紹介します。
(当記事は、2018年のGWのお話です)
葛城山から発端丈山までの登山コース
今回選んだ登山コースは、伊豆急・田京駅から葛城山に登り、次いで発端丈山を経由して、海沿いの三の浦のバス停まで降りるというもの。
実際のルート時間は、
05:45 新宿発・小田急小田原線急行小田原行き
07:13 小田原着
07:18 小田原発・JR東海道本線沼津行き
07:57 三島着
08:09 三島発・伊豆箱根鉄道駿豆線・修善寺行き
08:36 田京着
08:45 田京出発
10:15 葛城山・山頂到着
10:50 葛城山・下山開始
11:00 昼食
11:30 再出発
12:25 発端丈山・山頂到着
12:50 下山開始
13:25 バス停到着
となりました。
往路の小田原駅での乗り換え時間が「5分」と短めだったので、慌しかったですね。
葛城山山頂を目指す
まず、田京駅から葛城山の山頂を目指します。
上の写真の山頂に写っている建物は、ロープウェイの乗り場。 山頂にいたほとんどの人は、このロープウェイで登ってきていたようです。
登山は一般道から舗装された林道に入ります。
とてもわかりやすいルートなんですが、けっこうな傾斜の舗装された坂道が続きます。
ロープウェイの下をくぐり、少し進むと葛城山の山頂に向かう分岐点がありますが、こちらからのアプローチは傾斜がきつめなのでパスして、2つ目の分岐点から山頂を目指します。
スタートから1時間30分で山頂に到着。
3年前に登ったとき、葛城山の山頂は「寂れた感」満載だったのに、ずいぶんと整備されていて、たくさんの人出でにぎわっていました。
そして、大勢の人の声とともに、鐘の音が聞こえてきます。
その正体がこちら。
出ましたよ!
観光地によくある「幸せの鐘」です。
若干、錆びれかかった観光地でよく見るこの手の「集客装置」、ほとんどがパチモン間違いなしのはずなのに、これに釣られて来る人たちって、けっこういるんですよね。
しかも、2人で鐘を鳴らしたりするんですわ、ここで・・・。
昔、結婚前に今の嫁さんとこの手の「鐘」に出くわしたことがありまして。
そのとき、嫁さんは何をとちくるったのか、
「ねぇ、鳴らしてみる?」
などと、言いやがったんですよ。
それに対して、
「アホか?」
と答えたら、嫁さんにブチ切れられたんですよね。
で、その場を取り繕うために、超イヤイヤながら鳴らしたという苦い記憶があります。
にしても「恋人の聖地」って、すごいネーミング。
ググってみたら、まあ、日本全国、各地にありましたわ、「恋人の聖地」が。
「恋人の聖地」、少子化対策に一役買ってくれれば、言うことなしです。
少し進むと、新たに整備された展望デッキが。たくさんの人が鈴なりになっています。
おまちかねの眺望はこちら。
当日は、雲ひとつない快晴。
多少のモヤは出ていたものの、富士山と駿河湾を臨む見事な景色が広がっていました。
この景色が見られただけでも、葛城山の山頂に来た甲斐がありましたね。
ちなみに、こんなんもありましたよ。
見晴らしが良くとっても静かな発端丈山の山頂
葛城山の山頂から分岐点まで戻って、次は発端丈山の山頂へ。
当初の計画では、葛城山の山頂で昼食を食べる予定だったものの、あまりの人の多さから、バーナーでお湯を沸かすスペースを確保できず。山道途中の開けた場所に変更しました。
実質的な移動時間は、およそ1時間。
最後の急な登りをクリアすると、少し開けた発端丈山の山頂が待っていました。
こちらは、先ほどの賑わいがウソのように、誰も人がいません。
(山道では2組の登山者とすれ違っただけだったし)
だけど、山頂からの見晴らしは、葛城山に負けず劣らずの素晴らしいものでした。
雄大な富士山。
富士山登頂に成功したお話
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西伊豆のきれいな海。
*太平洋を臨める島登山は八丈島がおすすめです!
独特の形をした「あわしま」も近くに見えます。 (*写真は下山途中に撮影したものです)
山頂では、再度、バーナーを取り出して、コーヒーを楽しみました。
葛城山の山頂も良かったですが、発端丈山の山頂も見晴らしが良く、落ち着いて景色を楽しむことができました。
ここからの下山は、けっこう急な下り。 すべらないように気をつけながらも、早歩きで下山しました。
途中、分岐点が2ヶ所ありますが、いずれもルート案内板が立っているので、迷うことはないと思います。
30分ちょいと、とても短い時間で下山完了となりました。
おわりに
新宿から最寄り駅の田京まで3時間。
そこそこの移動時間で雄大な富士山と駿河湾を眺望できる葛城山と発端丈山は、本当におすすめできる登山スポットです。
山登りは苦手という方でも、ロープウェイを使えば、すぐに山頂に行けますので、天気の良さそうな日を狙って、一度、出かけてみてはいかがでしょうか?
おすすめですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。