ムーミン谷。アニメ「ヤマノススメ 」でも登場していますので、ご存知の方も多いと思います。
正式名称は「あけぼの子どもの森公園」、埼玉県飯能市にある公園です。ですが、この名前で呼ぶよりも、「ムーミン谷」のほうがシックリくるんですよね。
今日は、公園近くに住む方とご一緒させてもらいました。やっぱり、当たり前のように「ムーミン谷」とおっしゃっていました。 と言うか、正式名称をご存じなかったです(笑)。
ということで、今回は「ムーミン谷」こと「あけぼの子どもの森公園」のご紹介です。
飯能市の本気が感じられる本格的な建物が多数で、小さなお子さんはもちろん、大人でも十分楽しめるとても良い公園ですよ!
飯能市の本気を感じるムーミンの家
「ムーミン谷」の全体像は上の写真のとおり。
山のふもとに作られた公園で、ちょっとした川も流れていて、やっぱり谷という言葉がぴったりです。
駐車場から少し坂を登ると、正面に「ムーミンの家」(ムーミン屋敷)が見えてきます。
キノコのエリンギを連想させる建物。屋根に生えている草花が、良い感じを出しています。
公園にあるこの手の建物は、外見はそれらしく作っていても、中はがらんどうというパターンが多いのですが、この「ムーミンの家」は、がっつりと造りこまれているのです。
まずは、1階のキッチンとダイニング。
そして、リビングルーム。
ご覧いただいているように、ムーミンの一家が暮らしていたような空間が再現されているのです。
ムーミン谷がある地元飯能市は木材が特産品で、ふんだんに木材が使われています。
柱も、多くの樹齢重ねているだろうブッ太くてしっかりとしたものです。
暖炉。
レンガを積み重ねて、しっかりと造り上げています。
何度も火入れをしているのでしょう、ススがこびりついていますね。
家の中は、螺旋階段が。
螺旋階段を上がった2階は不思議な空間。
ところどころに小部屋や隠し部屋、小さな暖炉などがあり、遊び心をくすぐってくれます。 大人でも楽しくなる仕掛け、小さなお子さんは大はしゃぎ間違いなしです。
屋根裏部屋は、回廊になっています。
天井を見上げると・・・。
地下1階(実質的には1階)は大広間。
広い扉の先には川が流れていて、とても涼しい場所でした。 遊びに来ていたたくさんの子どもたちは、かくれんぼやおにごっこで大騒ぎ、本当に楽しそうにしていました。
メルヘンティックで凝りに凝った造りの「ムーミンの家」。飯能市の本気がうかがえる魅力的な空間です。
スナフキンの釣り小屋
「ムーミンの家」の先には、「スナフキンの釣り小屋」があります。
こちらは正式には、「水あび小屋」。 建物の先に設置されている階段を下りて水を浴びる、そういう場所なのでしょうが・・・、スナフキンがここで釣りをしていたイメージが強いので、勝手にこう呼んでいます。
同行者も、「スナフキンが釣りをする場所」と言ってました。 (古いアニメのエンディングの静止画に、そんな場面があったような・・・)
こちらの建物は、中は何もありません。 それと、ご覧の通り、水がずいぶんと濁っていましたね・・・苦笑。
子ども劇場・森の家
管理棟を兼ねた劇場です。 公園に入ってすぐ右手にあるかなり大きな建物です。
外側にも、ちょっとしたステージと観客席があります。 館内には池?があり、とても涼しかったです。
森の家。
こちらはムーミンの資料館&図書館です。
ムーミン誕生の話や作者であるトーべ・ヤンソンについて書かれたパネルが展示されています。
上記の建物以外にも、滝やウッドデッキ、ツリーハウス?、見晴らし橋といった施設もあります。
小さなお子さんはもちろん、ムーミンを見て育った大人世代も、楽しめる場所。 しっかりとムーミンの世界観を楽しんで、「あけぼの子どもの森公園」を後にしました。
武蔵野うどん古久や
飯能市に来たからには、是非とも立ち寄りたいのが、武蔵野うどんの古久やさん。
武蔵野うどんの中で、私的にダントツNo.1のおすすめ店です。
今日も、肉つゆうどん大をいただきました。
埼玉県名物の武蔵野うどん、私のお気に入りのお店はこちらの記事で紹介しています! よろしければ、チェックしてみてください!
ムーミン谷へのアクセスと詳細
ムーミン谷(あけぼの子どもの森公園)へのアクセスですが、公共交通機関を利用するのは、はっきり言ってよくありません。
行くのなら、西武池袋線・元加治駅から歩くのがベストです。(徒歩約20分)。
バスもないことはないのですが、最寄りのバス停「円照寺入口」は、公園から歩いて15分の距離で、一日に3本しかバス便がありません・・・。
タクシーで行くという手もありますが、元加治駅にはタクシーがいないときもしばしばですし、帰りは迎車を呼ばないと・・・。
ということで、ムーミン谷へは、元加治駅から歩いていくことをおススメします。
マイカーの方は、とても広い駐車場があり、無料でとめられるので便利です。
<ムーミン谷(あけぼの子どもの森公園)の詳細>
ムーミン谷、古久や、メッツア(ムーミンテーマパーク)の位置関係は以下の地図のとおりです。
飯能市の近くにある青梅市も昭和レトロが感じられるとってもよい街ですよ!
最後に
ムーミン谷を訪れたのは、丁度、一年ぶり。 昨年、来たときは閑散としていましたが、今日は小学生の団体や家族連れで賑わっていました。
そして、どこかの企業か自治体の視察団ぽい人たちが、チャーターバスに乗って来ていましたね。
飯能市の駅前通商店街は、ムーミンのタペストリーが、たくさん飾られていました。 これも昨年はなかったと思います。 飯能市、いまやすっかりムーミンの街といった感じです。
最後までお読みいただきありがとうございました。